南京大学蘇州キャンパスが正式に発足　有名都市と名門校融合発展の新たな1ページを綴る

7月22日、南京大学蘇州キャンパスで校名石の除幕式並びに新入生歓迎イベントが開催された。第1陣の500名余りの学部生が入学し、同キャンパスが正式に発足した。南京大学医学院附属蘇州病院も同日に発足した。

2019年3月に南京大学と蘇州市が全面的戦略協力並びに南京大学蘇州キャンパス建設協定に調印して以来、有名な都市と名門校の協力は新紀元の道に踏み出した。長年にわたり、大学と地域の双方が緊密に協力し、協同して蘇州キャンパスの建設に取り組んできた。現在、蘇州キャンパス東区が先にオープンし、学術交流センター、学生寮、教学施設が竣工して運営が始まった。そして同キャンパスの西区の学生生活総合体、文化体育センター、科学研究総合体などの施設も建設を始めた。南京大学蘇州キャンパスは知能科学と技術学院、知能ソフトウェアと工学学院、集成回路学院、デジタル経済と管理学院の4つの学院の新入生を募集し、また9つの研究院と3つの研究センターを設立した。2022年に初めて学部生503名、修士66名、博士45名が募集され、今年から正式に蘇州キャンパスに入学する。

一方、蘇州市は100%の誠意をもって南京大学の教師や学生を迎える。

交通においては、効率がよくて便利な交通システムを整え、同地域の商業、文化体育センター、病院などの場所を全面的に連結し、教師や学生たちの娯楽レジャー、受診、乗り換えなどの日常的な需要を満す。人材向けの居住においては、高新区は高い基準、高い質で教師アパートを建設し、各種類の人材の居住需要を確実に保障する。教育においては、高新区は「南京大学蘇州附属学校教育チェーン」を作ることに力を入れており、南京大学蘇州附属学校の建設を加速させ、基礎教育から高等教育まで垂直的に貫通した人材養成システムを模索し、教育の質のよくてバランスの取れた発展のレベルを高める。商業施設においては、南京大学商業総合体(太湖雪世界)の建設を加速させており、キャンパス周辺には豊茂里、星悦里などの商業センターがすでにオープンした。そして送迎バスを通じて、滸墅関商業圏、獅山商業圏との相互接続を実現し、教師や学生のさまざまな生活ニーズを確実に満たす。

大学-地域協力の重要な成果の一つである南京大学医学院附属蘇州病院の共同建設契約式は同日に蘇州科技城病院で行われた。蘇州高新区管理委員会と南京大学医学院附属鼓楼病院が共同建設した南京大学医学院附属蘇州病院は、蘇州科技城病院の良好な基盤に依拠し、鼓楼病院に委託管理するモデルを採用し、各側の力を結集し、ハイレベルの病院を加速して作り、より優れる医療衛生サービスを提供する。

南京大学と蘇州市の協力は「強者同士の連携、需要の相互補完」である。南京大学は120年の歴史を持つ名門校であり、蘇州市は千年の歴史を持つ古都であり、双方は優位性を相互補完し合い、戦略的協力を絶えず深化させている。南京大学蘇州キャンパスは「南京大学の蘇州キャンパス」であり、「蘇州市の南京大学」でもある。双方はキャンパスの建設、学科の配置、人材の導入、学生募集と養成、科学研究のプラットフォーム、成果の転化、基礎教育、医療衛生、社会事業などの分野で全面的に協力し、一連の顕著な成果を収め、名門校と有名な都市の融合発展を絶えずに推進していく。