蘇州市高新区でCitywalkしよう（二）
「シティウォーク（Citywalk）」とは「都市を気ままにゆっくりとぶらぶらして楽しむ」ことを意味し、参加者は独特の都市コースを歩き、足で都市を探り、都市の肌理に入り、都市の独特の気質を感じる。
実は、蘇州市高新区は散策に適しているエリアである。以下は参考として複数のシティーウォークコースをまとめる。一緒に足とカメラでこの都市を記録して、都市の脈拍と呼吸を感じよう。
高山流水の中を逍遥
►オススメコース:
太陽山—樹山村—五龍山—彩石湖
►キーワード:
生態/レジャー/山水
延々10キロも続く太陽山は、森林率が88.64%に、大気質優良率が93.9%に達している。麓の茶荘でお茶を味わいながら流れる泉に耳を傾け、或いは緑の中に入り、摩崖石刻(天然の石の崖に掘られたもの)を探し、いずれも自然に親しみ、リラックスのよい選択であろう。
太陽山の北麓には千年の村落である樹山村がある。ここに来て、田野の中をぶらぶらと散策したり、農家で自然に恵まれた特色ある美食を食べたり、民宿で憩い、花を観賞し、雨声を聞いたり、奥ゆかしい喫茶店でお茶を飲んで時間を潰したりし、スローライフを存分に楽しむのがいいであろう。
太陽山の南西部に五龍山があり、静かな山道が幽遠な山頂へ続いている。麓の彩石湖公園を散策すると、澄んでいる池に魚が自由に泳いでいるのを目にし、周りの景観を眺めれば、入り組んだ石から水が流れているのが見える。芝生の上に座り、そよ風を感じ、悠々としている。
このコースで龍山体育公園、ノーベル湖公園、小茅山公園、恩古山公園などの開放式公園も随所に見られる。
静かな太湖に沿って散策
►オススメコース:
繍品街—太湖湿地公園—北太湖大通り
►キーワード:
無形文化遺産/生態/のどか
太湖に臨んでいる繍品街は静かで文化的蓄積に満ちている。繍品街を歩けば、江南建築による濃厚な古典雰囲気がすぐに感じられ、ここでは蘇州ならではの風景、つまり絶妙な無形文化遺産の蘇州刺繍の魅力を満喫することができる。
繍品街の南部は太湖国家湿地公園である。盛夏にあたり、ここは緑が一面に広がり、湖の上から吹いてきた風に浸り、並木の道を散策し、湖を眺めれば？、青い空や白い雲が映っており、鳥が水面の上を飛んで遊び、鳥声やゼミの鳴き声を聞き、清しい水草の香りが漂ってきて、いらいらしやすい夏日にも落ち着くようになる。
湿地公園のほかに、西の方へ行けば、太湖に沿ってほとりを歩き、西京湾でカラフルな花の海の中で遊んだり、杵山生態園で釣りを楽しんだりし、或いは家族と一緒にただ静かに芝生にあぐらをかき、夕日を待ってもいい選択であろう。
