高新区企業が独自に開発生産したロボットは全国初の新版協働ロボットCR認証を取得

このほど、高新区企業法奥意威(蘇州)ロボットシステム有限公司(FAIR　INNOVATION)が独自に開発・生産した6軸協働ロボットFR5が新版協働ロボットCR認証を取得した。これは全国初の新版協働ロボットCR認証である。

中国ロボット認証（CR）マークは、ロボット製品に統一的に使用される認証マークである。ロボット分野の国家認証制度である当該CR認証は産業政策、入札、金融賃貸などで幅広く認められ、信頼されている。

新版協働ロボットCR認証は、協働ロボットの安全機能設計の考え方、構造などを全面的に評価し、機能安全技術、マンマシン協働操作をより高い標準で要求した。

今回審査を通過し、国内初の新版協働ロボットCR認証を取得したのは、法奥意威が独自に開発・生産した6軸協働ロボットFR5が、マンマシン協働操作、機能安全、機械電気安全、電磁互換性などにおいて最新の認証要件を達成し、協働ロボットの応用拡大及び安全性能などの面で更なる向上を果たしたことを意味した。

フレキシビリティー、安全性、使いやすさ、柔軟性など、同社のコア部品全体の強みを生かしているFR5ロボットは、異なる末端装置を搭載すれば、複数のシーンにおける応用を実現することができる。例えば、ネジロック、溶接、接着などの機能が備わること。これで工業生産ラインの効率を効果的に向上させ、マンマシンの安全を保障し、製造業企業のデジタル化改造の実現に役立つ。

法奥意威(蘇州)ロボットシステム有限公司はスマート感知協働ロボットの研究開発と普及に専念し、業界に便利なレベルの高いスマートシステムのソリューションを提供することに力を入れ、協働ロボットの応用シーンを広げ続けている。現在、同社は研究進行中のプロジェクトが約20件あり、医療・健康療養、教育、新小売、農業などの各分野をカバーしている。同社は91件の知的財産権を出願しており、そのうち発明特許28件で、授与された発明特許は3件。また国家ハイテク企業、省市区の三つのレベルの創業リーダー企業、江蘇省民営科学技術型企業と承認された。

ハイエンド装備製造は高新区の主導産業の一つである。ここ数年、高新区はデジタル経済発展の新たなチャンスをつかみ、ハイエンド装備製造産業のクラスター化発展を促進し、「高新区製造」から「高新区智造（スマート製造）」への転換を加速し、スマート製造イノベーション先行モデル区を積極的に作り上げている。高新区のハイエンド装備製造は以下のような3つの特徴が見られる。

まずは産業規模が拡大し続けていること。2021年全区のハイエンド装備製造業の生産高は1200億元を超えた。スマート装備製造企業を100社以上集積し、比較的完全な「智造」産業チェーンを形成している。

次は産業のレベルが高まりつつあること。現在、国家レベルのスマート製造プロジェクトが10件を持ち、省レベルのモデルスマート生産現場を67育成し、累計で市レベルのスマート工場が7箇所、市レベルのモデルスマート生産現場が79承認された。

最後は産業のエコロジーが持続的に改善されていること。一連の産業特別支援政策を作成し、陽山グリーンスマート装備産業化基地などの特色ある産業キャリアを作り上げ、中国移動蘇州研究開発センター、工業と情報化部電子第5研究所華東支所などのスマート製造ソリューション技術サービス会社を導入・育成し、ハイエンド資源要素の集積が加速している。

これから、高新区はデジタル経済時代の産業革新型クラスターの発展要求に応じて、「高精尖（ハイレベル・精密・先端的）」産業に焦点を当て、ハイテク企業を集積し、ハイレベルの人材を導入・育成し、エネルギーレベルの高いプラットフォームを作り、ハイレベルの協同を促進し、企業により心を寄せたサービス、より力強いサポート、より優れる環境、より完備した関連施設を提供し、デジタル経済時代の産業革新型クラスターの「高新区モデル」を作る。