全区の経済概況
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アップデート: 2022-01-07
写真・VCG
発足以来5年間、上海自由貿易試験区の新設企業が5.7万社を超え、その数は同地域前の20年間の1.6倍となった。新設外資系企業が1万社以上で、企業全体に占める割合は発足当初の5%から今の約20%まで上昇した。海外投資管理の形式は、審査許可から登録管理へ変更され、手続きがかかる時間は3か月以上から3日まで短縮された。海外投資プロジェクト計2278件が成立、自由貿易試験区発足前の4倍近くとなった。
2018年9月まで、商業銀行、財務会社、証券会社計56社は自由貿易アカウント管理システムに登録し、71666ものアカウントがあった。それらのアカウントを通して、外貨海外融資の総額が1.3万億人民元に達した。また、人民元越境決済や外貨管理の制度革新が深まってきた。
上海自由貿易試験区は浦東新区経済の持続的かつ安定的な急成長を牽引してきた。浦東新区の対外貿易輸出入額がこの5年間で持続的な上昇が見られた。2018年1月から10月まで、浦東新区の輸出入総額は前年同期比6.4%増の1.7万億元に達し、上海市の60.6%となった。洋山港と外高橋橋の荷役量は標準コンテナ3148万個、前年同期比4.2%増で、上海港が8年連続世界最大のコンテナ港となった。2018年1から9月まで、浦東新区の区域総生産と財政収入がそれぞれ7.8%、10.3%増となった。
上海自由貿易試験区の面積は浦東の1/10、上海の1/50しか占めていないわりに、浦東の3/4、上海の1/4の総生産、浦東の約70%、上海の約40%の対外貿易輸出入額を占めた。