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浦東新区、今年45のグロバール・オペレーターを育成する計画

上海浦東 2024-12-18

つい先日、浦東新区は「グローバル・オペレーター・プログラム(GOP)推進会議」を開催し、「グローバル・オペレーター・サービスセンター」を発足させ、第一陣の「グローバル・オペレーター海外パートナー」に証書を授与した。また、複数の新規GOP企業と企業の所在する開発区が契約を締結した。上海市商務委員会の何冬賓副主任と浦東新区の徐欣副区長が式典に出席した。

グローバル・オペレーターとは、少なくとも2大陸で経営活動を展開し、経営、投資、貿易、研究開発、生産、専門サービスなどのうち1つもしくは1つ以上をカバーする経営形態を持ち、一定の業界と産業影響力を持つ優良企業を指す。

現在、浦東新区のGOP育成プログラムにリストアップされた企業は計218社で、そのうち外資系企業が166社、内資系企業が52社となっている。これらの企業は浦東の社会や経済の発展を促進し、浦東の経済影響力と国際資源配分能力を高める上で重要な役割を果たしている。2024年までに、浦東新区はさらに45のGOP企業を育成し、第14次五カ年計画末までに、合計300に達する予定である。

GOP企業の質の向上と高度化をさらに促進するため、浦東新区は2023年12月、「浦東新区GOPの質の高い発展を促進するための行動計画」を発表した。この行動計画は、「浦東で、世界へ」というグローバル経営のコアコンセプトに焦点を当て、能力のアップグレード、機能の拡大、イノベーションによる強化、サービス効率の向上という4つの取り組みを実施する。これらの取り組みを通して、浦東にグローバル資源配置能力を持つ優良企業をより多く誘致・育成し、グローバル産業チェーン、サプライチェーン、バリューチェーンの重要なハブを構築する。

浦東新区は同日、GOP企業が世界に向けてサービスを提供し、世界範囲で資源を配置することをサポートする一連の重要な取り組みも発表した。

その中で、「一つの育成システム」、すなわち「GOP企業育成システム」は企業の状況に応じて、特別化・等級化された育成計画を策定し、さらに精密な措置を適用させ、育成効果を最適化させるために打ち出された。「一つの支援プログラム」、すなわち「GOP海外パートナー支援プログラム」は、専門的なサービス機関を集め、企業にカスタマイズされた体系的な「海外進出」と海外運営プログラム、および越境金融サービスプログラムを提供することで、企業の国際ビジネス拡大を支援する。「一つのサービスセンター」、すなわち「グローバル・オペレーター・サービス・センター」は、関連の政府部門、GOP海外パートナー、GOP企業を結びつけ、政策プロモーション、サービス保障、情報共有、需要調整など、対面でワンストップかつ効率的なサービスを提供する。

今後、浦東新区はグローバル・オペレーター・プログラムを引き続き推進し、産業発展と対外投資のためのより良い環境を整え、経済をより広範で質の高い発展へと導き、外資系企業の導入と中国系企業の海外進出を促す橋頭堡を築いていく。

出典:浦東時報