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金普新区のパラカメルスギガスの標本が中国国家博物館で初出展

ALMS
June 28, 2022

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撮影:劉兆龍

6月10日、高さ3.4メートル、横1.5メートル、身長4.5メートルのパラカメルスギガスの骨格標本の出展前検査が金普新区で終わり、間もなく中国国家博物館に輸送し、同館の設立110周年の考古成果展覧会に出展する予定である。これは3件の「世界記録」を持つ金普新区のパラカメルスギガスの初公開である。

パラカメルスギガスが約180万年前の旧石器時代に暮らしていた。金普新区のパラカメルスギガス骨格標本は金普新区のラクダ山の新生代末期生物化石拠点で発見された。今まで、計45件を発見し、過去100年間に発見された他のパラカメルスギガスの総数に近く、数量が世界一となった。金普新区のパラカメルスギガスが4500万年以来の最も高く、体型が世界一番大きなパラカメルスギガスである。また、金普新区のパラカメルスギガス骨格は現存するパラカメルスギガス骨格の中で唯一の完全な形を保っているものであり、ラクダ系の発展史において重要な地位を占めている。

2018年、金普新区管理委員会と中国科学院古脊椎動物及び古人類研究所がラクダ山第四紀古脊椎動物総合研究プロジェクトを共同始動し、中国科学院古脊椎動物及び古人類研究所を核心として、中国国家博物館、北京大学、北京師範大学、アメリカのスミソニアン協会事務局、韓国の延世大学校などの名門校と科学研究機関の専門家と学者は共同科学観測を行い、ラクダ山及び周りに古生物、古人類、古環境などの複合領域において総合研究を行った。現在、計1万件余りの化石標本を採集し、100種類以上の哺乳動物化石を発見し、そのうち、金普新区のパラカメルスギガス、ナウマンゾウ、普湾経済区のギガンテウスオオツノジカ等の珍しい化石が東北地区で初めて発見された。

中国科学院ラクダ山共同科学観測隊の専門家によると、ラクダ山の古生物化石群の発見は中国哺乳動物及び古人類考古学科システムの完備と、360万年から100万年までの学術研究の空白を埋めることに対して重要な意義があり、中国東北地区の哺乳動物と古人類の起源、進化、拡散時間及び生態システムの遷移に確実な情報と証拠を提供した。

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撮影:劉兆龍