外資利用額602億元! 制度革新を急ぐ自由貿易試験区
上海浦東
アップデート: 2020-07-17
各地の自由貿易区 写真・VCG
最近行われた商務部特別記者会見で、唐文弘・商務部自由貿易試験区港司司長は、2020年1~5月期全国18自由貿易試験区の外資実際利用額は602.5億元、全国外商投資額の17%を占めることを明らかにした。これからの動きについて、唐司長は商務部が引き続き関連部門及び地方と協同して自由貿易試験区の制度革新を推進・支持し、よりピンポイントの、実際に効果があった、集成した成果をあげ、オープン・透明・予測可能な外商投資環境を築き上げると話した。
唐司長は、自由貿易試験区は新時代における改革開放の新しい「高地」であり、中国が外資を惹きつけるための重要なプラットフォームでもあると指摘した。「1~5月期、元の12自由貿易試験区の外資実際利用額は518.7億元、前年同期比18.4%増で、外資系企業からの信頼が垣間見えます」。
自由貿易試験区はまだ制度革新・試行経験の押し広めを急ぐ中。国務院がこのほど発表した「自由貿易試験区第6陣改革試行経験の複製・押し広め事業に関する通知」は37項目の経験を掲げた。唐司長によると、前に発表された経験に基づき、第6陣は市場主体が関心を寄せている問題点に焦点を当て、投資・貿易・金融・事中事後監督管理などの方面へ踏み込んで模索し、協同に推し進める効果を形成させる。成果・経験の共有は全国広範なビジネス環境を改善し、「6つの安定」、「6つの保障」事業をしっかり展開し、徹底させることに貢献する。これからは自由貿易試験区の革新事業を引き続き推進・支持する。