テスラなどの外資系工場が操業再開=上海
上海浦東
アップデート: 2020-02-15
テストの上海工場 写真・中国新聞網
新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を受け、春節(旧正月)休みから休業を続けてきた多くの企業や店舗が活動再開の予定日である10日、午前7時頃、上海自由貿易試験区・臨港新片区にある、米電気自動車(EV)メーカー、テストの上海工場の前、自家用車や通勤バスが次々と現れた。テスラ初の海外工場が当日、操業を再開した。
テスラ上海工場の製造総監、宋鋼氏によると、中国産テスラ車が使用した部品の現地生産の割合は去年末の30%よりさらに上がり、今年末の完全国産化が見込まれている。
臨港新片区内、各種企業計330社が許可を得て活動を再開し、通勤者数も22426人に至った。「管理委員会は全力を尽くして企業の活動再開を支援していく」と上海市政府秘書長、自貿区(上海自由貿易試験区)臨港新片区管理委員会副主任の朱芝松氏が伝えた。「企業も徹底な感染予防・コントロール措置を徹底するとい前提の下で、合理的な計画を立てて段取りよく生産を進めてほしい」。管理委員会や区内企業より、テスラ上海工場へ社員寮とマスク、体温計、消毒剤などの物資を提供した。
工場前にいた従業員たち 写真・中国新聞網
また、コベストロやハネウェル、ダノンなどの外資系工場も同日に操業を再開した。ダノンのエマニュエル・フェイバーCEOが中国社員向けの動画を作った。「共に戦い、苦境を乗り越え、ウイルスを倒せることを信じている」とエマニュエル・フェイバーCEOが話した。