上海、「外商投資促進サービス・プラットフォーム」の構築へ
上海市人民政府の主催による「2019上海都市プロモーション大会」は11月6日、上海国際会議センターにおいて開催される。上海市商務委の楊朝副主任によると、今回の大会は「1+4+16+X」の枠組みでプロモーションを行う。
上海自由貿易試験区 写真・視覚中国
「1」は上海のビジネス環境と投資政策についての全貌紹介、「4」は4エリア(浦東新区、自由貿易試験区・臨港新片区、虹橋商務区、張江国家自主イノベーション示範区)についての特別プロモーション、「16」は上海各区のビジネス環境についての紹介、「X」はほかの開発区の政策に関する紹介だという。
大会は「輸入博の波及効果を利用し、上海の都市機能とコア競争力をプロモーションし、より多くの多国籍企業を誘致し、新技術、新製品、新サービスを上海に導入する」ことを趣旨とし、自由貿易試験区新片区の設立や長江デルタにおける質の高い地域一体化発展などに焦点を当てる。上海はまた同日、「外商投資促進サービス・プラットフォーム」を発足させ、「上海産業投資地図」を発表する予定。
「今年以来、上海の外資規模は平穏な成長を遂げてきた。今年第3四半期まで、上海の新設プロジェクトは5192件、外資契約額は366億ドル、外資実際利用額は146億ドルで、それぞれ前年同期比40.2%、8.9%、13%増だった。今年9月まで、上海の多国籍企業地域統括本部は705社に達し、うちアジア太平洋地域統括本部は109社、研究開発センターは452か所だった」と楊朝副主任は紹介した。
「外商投資促進サービス・プラットフォーム」について、上海市経済情報化委員会の呂鳴副主任はプラットフォームのグローバル化を強調した。「『外商投資促進サービス・プラットフォーム』は『中国上海』、『オンラインワンストップ』、『中小企業サービスクラウド』など、既存のプラットフォームと連動し、共にグローバルな『投資上海Invest Shanghai』プラットフォームを構築する」