大胆に取り組み、果敢に挑み続ける上海自由貿易試験区 多くの「初」を生み出す
実験の種をまき、制度革新の果実を育み、全国のより多くの地域に広めることは、上海自由貿易試験区の大きな使命である。 上海自由貿易試験区から数多くの「全国初」、「中国一」が生まれ、中国初の自由貿易試験区が大胆に取り組み、果敢に挑むという物語はここに綴られている。
(写真・WeChat公式アカウント「中国上海自貿区」)
中国初の外資参入ネガティブリスト
2013年9月29日、上海自由貿易試験区が外高橋に正式に発足した。最も重要な改革と革新の措置の一つとして、外資に対する190項目の特別管理措置をリストアップした中国初の外資参入ネガティブリストが上海自由貿易試験区で発表され、国際的に認められた投資ルールに近寄ることに向けて重要な一歩を踏み出した。
「ネガティブリスト管理モード」は、即ち政府が開放しない経済分野を規定すること、リストに記入された禁止分野以外、すべての産業、分野、経済活動が許可されることになる。一つのリストだけど、市場開放の扉を開いた。これに恵まれて、上海永遠幸婦科医院は中国初の外資独資病院として外高橋に設立された。
上海自由貿易試験区に設立された上海永遠幸婦科医院はこれまで、様々な制度革新の優遇措置が受けられた。2016年、上海永遠幸婦科医院は無事に開院した。 現在、病院の第3期拡張プロジェクトが積極的に推進されている。そして上海永遠幸婦科医院に代表される医療機関の浦東新区への進出は、医療サービスの開放をさらに促進し続けているだろう。
中国の開かれたドアは益々大きく開いていく。現在、上海自由貿易試験区で外商投資に対し率先して試験的に実施された進出前の「内国民待遇+ネガティブリスト」の管理制度はすでに「外商投資法」に明記された。また、少し前に、国家発展改革委員会のウェブサイトでは、「外商投資参入に関する特別管理措置(ネガティブリスト)(2024年版)」が公布された。長年の改正を経て、同リストに記載された制限措置は29項目に減少され、製造業に関する外資参入制限がすべて削除されたことになった。
上海自由貿易試験区験臨港新エリア
2019年8月20日、上海自由貿易試験区験臨港新エリアが正式に発足した。臨港新エリアの「新」は、エリア面積の拡大にあるのではなく、より先駆的な改革、先導的な開放を通し、全方位的で徹底的な制度革新を推進することで、上海、さらには全国の発展レベルの飛躍を推し進め、中国を代表して国際協力と競争に参加することにある。国のために制度を試行し、新たな改革の道を探る「旅」はここでスタートした。過去5年間、臨港新エリアは開放と革新の2つの使命を中心に、国際的に認められた最も競争力のある自由貿易園区を比較対象とし、中国の改革開放の実験場、上海市の経済発展の成長極としての責任を担い、「五つの自由と一つの便利」システムの建設を加速してきた。
重要企業向けの「CCC認証」の免除
高水準の国際ルールに照らし合わせ、上海自由貿易試験区は大胆な開拓を続けている。 浦東が強制製品認証(「CCC認証」)を免除したのはその実例の一つである。
貿易円滑化を図るための重要な制度型開放の取り組みとして、「CCC認証」の免除の同時に多くの先駆的で先導的な改革も導入された。現在、中国初のCCCフリー管理措置――「上海市浦東新区の強制製品認証免除に関する若干措置」が公布・施行された。浦東新区は、先導区の建設と戦略的産業発展のニーズに基づき、重要企業をCCCフリーの特別対象として扱い、政策の効果を最大化することにより、企業のコスト削減と効率化の加速に助力し、新規の企業誘致と資本導入と既存企業の質と効率の向上のために政策的優遇措置を提供する。
現段階では、浦東新区は8万件以上のCCC免除証明書を発行し、その価値は30億元近くに達している。CCC免除件数は中国全体の約3分の1を占め、集積回路、バイオ医薬、人工知能、航空宇宙などの戦略的産業分野の500社以上の企業に恩恵を与え、6000社以上の川下企業にサービスを提供している。
8月29日、中央政府全面改革委員会第6回会議では「自由貿易試験区のレベルアップ戦略の実施に関する意見」が審議・採択され、自由貿易試験区のレベルアップ戦略の実施に全面的に取り組んでいる。
将来に向けて、上海自由貿易試験区はより広範な分野、より深いレベルで探索を行い、制度型開放のレベル、体系的改革の効果、開放型経済の質の全面的な向上を実現し、より多くの「中国初」となる革新的な実践で、活力ある中国式現代化の明るい展望を世界に示していく。