中国の技術による国際収入の半分は長江デルタから
上海自由貿易試験区 アップデート: 2024-09-18
9月8日午前、中国科学技術発展戦略研究院は2024年浦江創新フォーラムで「中国地域科学技術革新評価レポート2024」を発表した。同レポートによると、中国の総合科学技術イノベーション指数スコアは前年より1.30点上昇し、78.43点に達したほか、科学技術へのインプットとアウトプット指数が大幅に向上した。北京市、上海市、広東省、江蘇省、天津市、浙江省の6つの省・市は、総合的な科学技術イノベーション水準で全国をリードしており、科学技術イノベーションセンターなどのイノベーション高地のけん引力は引き続き向上しており、地域共同イノベーション発展の効果はさらに高まっているという。
「中国地域科学技術革新評価レポート2024」は、科学技術イノベーションの環境、科学技術活動への投入、科学技術活動の産出、ハイテク・新技術の産業化、科学技術による経済・社会発展の促進などの5つの側面から、12の二次指標と44の三次指標をもって、全国の31の省・自治区・直轄市(香港・マカオ・台湾を除く)の総合的な科学技術イノベーション水準を評価した。また、各地域の科学技術イノベーションの発展状況を分析・研究し、国家と地方政府の科学技術管理の意思決定に参考と提案を提供した。
長江デルタに注目すると、上海市の科学技術イノベーション分野における総合水準は全国第2位であることが分かった。上海市の強力なけん引の下、長江デルタは中国で最も競争力のある地域共同体となった。研究開発活動を展開する企業数、技術開発に携わる従業員数、企業の研究開発者数、地方政府の科学技術予算、発明特許件数、新製品の販売収入、ハイテク産業の営業収入、ハイテク産業の総利益など13の指標が全国の30%以上を占め、技術による国際収入が全国の50%近くを占めている。