国務院が「外商投資環境の更なる最適化と外商投資誘致活動の強化に関する意見」を通達
国務院はこのほど、「外商投資環境の更なる最適化と外商投資誘致活動の強化に関する意見」(以下「意見」)を通達した。同意見は、中国内外の両大局をよりよく全体的に統括し、市場化、法治化、国際化された一流のビジネス環境を築き、超大規模市場であるという中国の優位性を十分に発揮し、外商による投資の誘致・活用により力を入れて効果的に取り組み、高水準の対外開放の推進、社会主義現代化国家の全面的な建設に貢献するよう求めている。新華社が伝えた。
「意見」は6つの面で24の政策措置を打ち出した。
(1)外資活用の質の向上。重点分野への外資導入を強化し、サービス業の開放拡大の総合的なテスト事業におけるモデル的・先導的・牽引的役割を発揮し、外資誘致のルートを広げ、外商投資企業の段階的移転を支援し、外資系プロジェクトの建設推進体制を整備する。
(2)外商投資企業の内国民待遇の保証。法律に基づき政府調達活動への参加を保証し、法律に基づき標準策定作業への平等な参加を支援し、支援政策の平等な享受を確保する。
(3)外商投資の保護の持続的強化。外商投資の権益保護制度を整備し、知的財産権の行政保護を強化し、知的財産権の行政法執行を強化し、外国関連の経済・貿易政策と法規の制定を規範化する。
(4)投資・運営の円滑性の向上。外商投資企業の外国人社員の滞在・居留政策を最適化し、国境を跨ぐデータ移動の円滑なセキュリティ管理メカニズムを模索し、外資系企業関連の法執行検査を総合的に統括・最適化し、外商投資企業に対するサービス・保証を整備する。
(5)財政・税制面の支援の強化。外商投資促進のための資金的保証を強化し、外商投資企業の国内再投資を奨励し、外商投資企業に対する優遇税制を実施し、国が発展を奨励する分野への外商投資企業の投資を支援する。
(6)外商投資促進の方法の整備。投資誘致業務メカニズムを整備し、海外投資促進の取り組みを円滑化し、外商投資促進のルートを拡大し、外商投資の促進評価を最適化する。
出典:「国務院が『外商投資環境の更なる最適化と外商投資誘致活動の強化に関する意見』を通達」(人民網日本語版)