第10回上海国際技術輸出入交易会が6月、上海世博展覧館で開催
中国(上海)国際技術輸出入交易会(以下「上海交易会」)は、技術展示と交易サービスを統合した中国初の国家レベル・国際的・専門的な展示会であり、中国の技術貿易の発展を促す役割を担っている重要なプラットフォームである。第10回上海交易会が、6月12日から6月14日にかけて上海世博展覧館で開催される予定。
今回の上海交易会は「デジタル化した時代・グリーン化した未来」をテーマとし、テーマ館、エネルギーの低炭素化技術、デジタル技術(商用暗号、大型モデル・サービスロボット、組み込みシステム・デジタルマニュファクチャリング)、バイオ医薬技術、イノベーションエコシステム・サービスなど五つの展示エリアがある。展示面積は3万5000平方メートルで、出展企業は合計1千社近くに達する見込み。
このほど、第10回上海交易会のテーマプロモーションイベント・上海にある外国経済貿易機関向けの特別イベントが、上海で開催され、「上海交易会フレンズサークル」シリーズのプロモーションロードショーがスタートした。一連の活動は、第10回上海交易会に向けたプレイベントとして、上海にある外国経済貿易機関・商業協会、重点工業団地や新興工業団地、上海交易会関連の主要業界などを対象にプロモーションを行い、優れた技術貿易イノベーションエコシステムを構築する。
イベント期間中、上海市国際技術輸出入促進センターと上海技術取引所国際取引センターが、技術貿易の質の高い発展に寄与し、上海交易会関連の専門分野での連携を進めるために、協力覚書を締結した。双方は資源の優位性を共有することで、より高度な技術貿易促進サービスシステムの構築を推進し、上海を世界的な影響力の持つ科学技術革新センターに構築することに貢献する。
大阪国際経済振興中心上海代表処(大阪政府上海事務所)、シンガポール企業センター、タイ王国上海総領事館投資部(タイ国投資委員会上海事務所)、香港貿易発展局、公益財団法人横浜企業経営支援財団上海事務所をはじめとする上海にある多くの外国経済貿易機関が交易会に招待された。これらの機関は各国(各地域)の投資環境を紹介し、上海交易会のプロジェクトと連携することで、プロジェクトの「海外展開」をサポートし、情報交換と資源共有を促進する。