1-9月期上海市輸出入総額が過去最高を更新、グリーン低炭素製品輸出が大幅に増加
上海税関の統計によると、今年1-9月期の上海市の輸出入総額は過去最高の3兆1700億元に達し、2022年の同時期(以下は同じ)より2.7%増加した。このうち、輸出総額は1兆3000億元で3.9%増加した。輸入総額は1.8%増の1兆8700億元に達した。貿易赤字は5687億1000万元で、2.6%縮小した。
一般貿易は着実に増加している。1-9月期、上海市の一般貿易の輸出入額は1兆8800億元で、2.3%増加し、同期間の輸出入総額の59.5%を占めた。そのうち、輸出額は7100億元で、2.6%増加し、輸入額は1兆1700億元で2.1%増加した。また、保税物流の輸出入額は8275億6000万元で増加率が17.2%に達し、占める割合は3.2ポイント増の26.1%となった。
内資企業が活気を見せる。1-9月期、上海市内資企業の輸出入額は1兆2900億元で9.1%増加し、輸出入全体の伸び率を6.4ポイント上回り、同期間の輸出入総額の40.9%を占め、割合は2.4ポイント上昇した。同期間の外資企業の輸出入額は1兆8700億元で、全体の58.9%を占めた。
対EU経済貿易はますます緊密になっている。1-9月期、上海市の対最大貿易パートナーである欧州連合(EU)の輸出入額は6382.3億元で、5.4%増加し、同期間の輸出入総額の20.2%を占め、割合は0.5ポイント上昇した。そのうち、輸出額は2362億8000万元で5.6%増加した。輸入額は4019億5000万元で5.4%増加した。同期間、対RCEPの他の加盟国の輸出入額は0.9%増の1兆400億元、対日本の輸出入額は1.4%増の2921億5000万元、対オーストラリアの輸出入額は27.2%増の1759億9000万元となった。また、今年は「一帯一路」イニシアチブ提起10周年にあたり、上海は共同建設国との経済貿易協力の推進を加速させ、1-9月期の対「一帯一路」共同建設国の輸出額は4320億元で、7.6%増加した。
グリーン低炭素製品の輸出は強いけん引力を発揮している。1-9月期、上海市の「新三様製品(電動自動車、太陽電池、リチウムイオン電池)」の輸出額は79.5%増の1303億7000万元で、同期間の輸出総額の10%を占め、輸出全体の成長率を4.6ポイント引き上げた。そのうち、電気自動車の輸出額は936億元で、91.8%増加した。リチウムイオン電池の輸出額は291億3000万元で、66%増加しました。太陽電池は76億4000万元で21.7%増加した。また、LNG(液化天然ガス)船を中心とした貨物船の輸出額は73億1000万元で、26.4%増加した。
消費財輸入が急速に伸びている。1-9月期、上海市の消費財の輸入額は4222億3000万元で9%増加し、同期間の輸入総額の22.6%を占め、輸入全体の伸び率を1.9ポイント引き上げた。このうち、自動車の輸入額は579億5000万元で4.5%増加した。医薬品の輸入額は930億4000万元で20.8%増加した。
9月の輸出入額は前月より増加した。9月上海市の輸出入額は3744億7000万元で、ここ12ヶ月の最高値となった。昨年同期の高い輸出入額の影響を受け、前年同期比では4%減少したが、前月(8月)比では8%増加した。そのうち輸出額は1598億5000万元で、前月比で10.4%増加し、輸入額は2146億2000万元で、前月比で6.3%増加した。