中国開放の「磁力」を示す上海グローバルグルメ祭り 世界中のグルメが一堂に
飲食業界の回復に伴い、大都市の上海で活躍するグローバルグルメは新たなチャンスを迎える。このほど開幕した上海グローバルグルメ祭りは、業界回復の助力と集客効果向上のため、42か国からの300余りの飲食店ブランドや2000以上の海外レストランを招き、様々なグルメイベントを開催し、対外開放を更に進める姿勢を示した。
写真・新華網
日本料理店、築地海幸の鈴木雄治三代目料理長によると、5月からレストランの人気が回復し、売上は前年同期より約20%伸びた。上海では、外国料理を主要メニューとしたレストランは約1.2万店に達する。「上海市民は外国料理を食べることに情熱があります。イスラエル料理やウクライナ料理、アラブ首長国連邦料理の店もあるようです」と上海商情情報センターのある責任者は伝えた。
海外からのものだけではなく、中国料理と外国料理という両方の良さを取り入れた新品菓子は特に人目を奪った。中国消費者にはチーズやバターといった洋風食材を使用した、団子などの中国菓子が人気だ、とニュージーランドの乳業会社、フォンテラ大中華区市場担当の杜静氏。
また、今年の政府活動報告は「第3回中国国際輸入博覧会の開催を成功させ、積極的に輸入を拡大し、より高いレベルの世界に向けた大市場へと発展させる」とする。これらのグローバルグルメは輸入博でも脚光を浴びた。輸入博のプラットフォームの1つ、上海自由貿易試験区ワイン交易センターを通して、イタリア、フランスなどからのワインが中国の人々に届いてきた。上海自由貿易試験区ワイン交易センター股フン有限公司董事長の蘇婉鳳氏によると、自由貿易試験区のサポートで越境ECにおけるワイン輸入は効率高くて税率も低い。消費者は手頃な値段でハイクオリティのワインを購入できる。
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