金橋総合保税区が発足 浦東発展の新たな一歩
浦東新区開発開放30周年にあたって上海自由貿易試験区の金橋総合保税区は21日、正式に発足した。浦東新区初の税関特殊監督管理区として、金橋総合保税区は金橋経済技術開発区の重要な一部であり、浦東における核心地に位置している。
発足式現場 写真・中国新聞網
「総合保税区となり、今回の格上げは金橋にとって重要な意味を持っています」。上海自由貿易試験区金橋管理局長、管理委員会主任の楊曄氏は記者からの取材を受けた。
「総合保税区の企業は国内と海外市場の動きに対応しやすいとともに、生産、研究開発、貿易などの分野をも手がけることができる」と楊曄氏は話した。そうすれば、金橋の業態多様化や産業構造の転換にとってブラスになるだろう。金橋総合保税区の前身は2001年設置された金橋輸出加工区(南区)。18年の発展を経て、金橋は自動車部品、先端器械製造、半導体材料研究開発などの企業を集め、現代化・産業化の園区となった。
また当日の発足式で、新エネルギー、5G、医薬品など、多分野にわたるプロジェクトが調印され、金橋総合保税区の更なる発展が見込まれるだろう。