JPモルガン、上海の新会社が営業開始
20日、米銀行持株会社、JPモルガン・チェース傘下の新しい子会社、摩根大通証券(中国)有限公司が上海で正式に営業を開始した。呉清上海副市長とJPモルガン・チェース中国区CEOの粱治文氏は新会社の除幕を行った。新会社の発足はJPモルガン・チェースにとっての「重要なマイルストーン」だと粱氏。
写真・VCG
紹介によると、摩根大通証券(中国)有限公司は仲介、投資コンサルティング、引受と推薦保証などの業務を展開し、中国と海外のクライアントに関連の金融商品・サービスを提供する。JPモルガン・チェースは債券・株式取引業務を行う幹事会社で、越境M&A、グローバル市場研究、コスト分析と取引執行などの分野で強みを持っている。また今後、JPモルガン・チェースはさらに株式業務に力を注ぎ、システムとプラットフォーム構築を強め、世界中のクライアントによる中国への投資を支援する。
JPモルガン・チェースアジア太平洋地域会長兼CEOのFilippo Gori氏は「JPモルガン・チェースと我々のクライアントにとって、中国には世界中の最も大きな発展チャンスがあり、中国業務はJPモルガン・チェースのグローバルとアジア太平洋地域発展戦略の重要な一環です。JPモルガン・チェースが中国市場に進出して以来、百年近くにわたって会社発展の土台を作ってきました。今後、我々は各種業務分野を重視し、中国とアジア太平洋地域のクライアントにサービスを提供します。また、我々のグローバルネットワークと資源でより多くの投資者の中国市場参入を促します」と語った。