上海虹橋駅、世界初の5G駅に
上海虹橋駅の5G体験エリアでは、4Gスマホを使いファーウェイCPE設備によって転換される5Gホットスポットとつながり、5Gの新たなライフスタイルを体験することができる。
中国移動(チャイナ・モバイル)の上海支社はこのごろ、虹橋駅にて5Gネットワークを建設し始めた。この世界初の5G屋内デジタルシステムを採用し建設される駅は、今年9月に5Gネットワーク全カバーを実現する予定。
「通信世界」誌の黄海峰氏副編集長は「これは世界で初めて人が密集する駅に設置される大規模な5G屋内ネットワークであり、5Gフルシーン連続カバーがまもなく実現されようとしているだろう」と述べた。
アジアで利用客数がトップクラスの重要な交通ターミナルである虹橋駅は、毎年の利用者数は合計6000万人以上で、ピーク時の1日の利用者数は合わせて33万人以上にも達する。
同氏は「巨大な建築ボリュームで、利用客数とネット利用者が非常に多い虹橋駅は、5Gフルシーンカバーの最良のテスト場になる」と説明した。
上海移動が虹橋駅に設置するファーウェイ5G屋内デジタルシステムは、業界内で唯一の商用可能な5G屋内製品となっている。現場でのテストの結果によると、通信速度のピーク値は1.2Gbpsにのぼる。これは、2GBの高画質映画をダウンロードするなら、速ければ20秒未満しかかからないことを意味している。
5G屋内デジタルシステム応用シーンの多様化に伴い、未来の5G駅は高速ネット接続へのニーズを満たすほか、4K高画質動画通話、超高画質マルチルート動画伝送などにも役立つ。