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上海自貿区は融資・リース産業の拡大でより大きな飛躍を実現へ

作者 杜暁駿 上海浦東 2018-12-03

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中国(上海)自由貿易試験区(以下「上海自貿区」と略)はこのごろ融資・リースに関する重点プログラム契約式及び融資・リース産業サービス措置の発表会が行われた。新しく設立された融資・リース企業は上海自貿区の各エリアの管理局と協力契約を結んだという。同時に契約式では、融資・リース産業発展サービスセンターを設立することが発表され、『中国(上海)自由貿易試験区がさらに融資・リース産業の発展を促進する措置』(以下『二十条措置』と略)も打ち出されたという。

上海自貿区管理委員会保税区管理局と陸家嘴管理局がそれぞれ中国東方航空株式有限公司、南航国際融資・リース有限公司、福特自動車融資リース(上海)有限公司、馬鋼(上海)融資・リース有限公司など10社の融資・リース企業と契約を結んだ。この10社の企業は上海自貿区で飛行機、船舶などの資産を増やすことを計画している。

融資・リース産業発展サービスセンターの設立の目的については、上海市浦東新区金融サービス局局長の張紅氏は「融資・リース企業に対するサービスを改善するのはこの設立の狙いだ。また同センターは金融監督管理局、税関、税務、財政などの資源を整合し、業界協会、仲介機構、サービスチームなどの資源を融合し、融資・リース企業に向けてワンストップのサービスを提供しようとしている」と述べた。

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同センターは上海自貿区をを立脚点とし、今後世界トップクラスの人材や企業を集め、世界クラスの融資・リース産業拠点を構築し、浦東新区および上海全体に影響を及ぼす。さらに長江デルタ地域の共同革新メカニズムを引き続き完備させ、上海融資・リース産業の協調・主導の役割を十分に発揮していく。  

上述した『二十条措置』は融資・リース企業の設立と発展への支援や、融資・リース産業革新(イノベーション)のための環境の最適化、融資・リース企業と人材の発展計画・政策策定などの措置が含まれている。

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第3四半期末現在、浦東新区における新設の融資・リース企業は39社、浦東に登録している融資・リース親会社は1804社、登録資本は7272億元(1元は約16.3円)、融資・リース資産の規模は2万億元に達しているという。そのうえ、上海自貿区保税区に入居している融資・リース会社(SPV)は335社に上がっている。そのうち、368機の飛行機、316艘の船舶及び26台の飛行機のエンジンなどの大型の設備が含まれている。