上海自貿区の洋山港輸入量増加率は30%以上 上半期
このごろ、商務部(商務省)対外貿易司が発表したデータによると、1~7月の輸出入額は16.72万億元(1元は約16.1円)に達し、前年同期比8.6%増加し、新記録を打ち立てた。そのうち、輸出額は8.89万億元、同5%増加、輸入額は7.83万億元、同12.9%増加したという。
上海自貿区の洋山保税港区
中国(上海)自由貿易試験区の重要な部分として、洋山保税港区の上半期の輸出入総額は明らかな増加がみられた。統計によると、1月から6月まで洋山港輸出入の総額は前年同期比10.8%増の407.92億元に達し、そのうち、輸入額は前年同期比27.8%増の277.83億元に上がり、貨物輸出入量は同4.2%増の7918.1万トン、コンテナの取扱量は同9.3%増の887万個に達しているという。
2017年、上海ポートの輸出入総額は7.9万億元に達しており、全国の28.5%を占め、コンテナの取扱量は4023万個、8年連続世界一を保っている。そのうち、外国からの貨物取扱量は85%を占めている。長江デルタ地域(上海、浙江省、江蘇省、安徽省)の中で、上海ポート経由で輸出された貨物は70%を超えた。上海自貿区の革新とともに、ますます多くの貿易便利化措置が打ち出されている。
洋山は中国輸入博覧会の開催と長江経済ベルトの発展において重要な役割を果たしている。洋山は中国初の保税港区であり、国内唯一の国際水上運輸発展総合試験区でもある。同ポートは開港して13年以来、累計100万平方メートルあまりの貯蔵施設の開発・建設を完成させた。国際電子商取引、大口商品の貿易、自動車と部品、科学技術においても革新を進めている。