習近平主席は上海に関する3大プロジェクトを発表 ボアオ・アジアフォーラム
一、中国初の自由貿易港が上海に
2018ボアオ・アジアフォーラムで習近平国家主席が中国内陸初の自由貿易港として上海を選んだ理由について「上海は世界の主要な金融センターであり、地理的な優位性をを備え、これにより、中国の対外貿易の拡大し、また各国の対中投資企業に良好な投資環境を創出することができる」と述べた。
今後、上海は洋山深水港と浦東国際空港の優位性を生かして、自由貿易港の建設を模索しようとする。
習近平氏は2017年の第19回党大会で、「自由貿易試験区により大きな改革自主権を与え、自由貿易港の建設を模索する」という対外開放措置を表明した。
国務院副総理汪洋氏は「自由貿易港」を次のように定義づけた。「一般に国家・地域内に設置された税関管理検問以外で、海外からの貨物や資金を自由に輸出入できることが許可された港湾区のことであり、国外の船舶や航空機などの交通手段が自由に往来することができる。」
オランダ南西部の港市で工業都市であるロッテルダムの自由港の姿
香港、シンガポール、ロッテルダム(オランダ南西部の港市で工業都市)、ドバイ(アラブ首長国連邦の構成国)がまさしく典型的な自由港である。