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臨港で、海洋工事設備製造業創新センターが発足

作者 杜暁駿 上海浦東 2017-12-07

海洋工事設備製造業創新センターはこのほど臨港海洋高新パークで発足することになり、その設立に関する契約調印式は12月5日に上海で行われた。

同センターは臨港の海洋技術の進歩及び産業のバージョンアップ、さらに科学技術のイノベーション成果の産業化を加速することを目指している。

ある正式情報によると、「会社+リーグ」という運営モードを採用するこのセンターは、中国の海洋工事設備製造業における核心企業、設備サプライヤー、科学研究所、トップレベル大学など合計26の部門の共同出資によって設立されたものである。

同センターは10年近くの発展を経て、6大機能を実現することを計画中である。1つ目は海洋技術研究への助成と技術の提供、2つ目は海洋技術の普及と産業化応用の促進、3つ目は政府の政策策定への助言、4つ目は海洋技術分野の人材育成、5つ目は海洋工事設備製造業のためのイノベーションサービスの提供、6つ目は業界内の交流と協力の促進である。

このほか、同センターの所在地である臨港海洋高新パークは、上海市科学技術企業の孵化器(インキュベーター)、人材トレーニング基地、海洋科学技術金融サービスと海洋技術研究成果の展示・譲渡取引のプラットフォームなどの建設目標を掲げている。

このパークはすでに科学研究・材料研究開発を中心とした深海探測に関する一連の重大科学技術プロジェクトを着実に実施している。その上87社の中小零細企業を誘致しており、海洋科学技術・スマート製造に携わる企業の集約地となっている。

今後、海洋高新パークは、国内のリーディング海洋科学技術投資と産業運営のパークに、また国際的影響力を持つ海洋産業科学技術革新プラットフォームにもなると見込まれている。