上海張江「医学パーク」に10万㎡の専門産業促進基地を公開
上海張江科学城南中心部に位置している上海国際医学パーク(以下、「医学パーク」と略)が昨日(23日)にまたイノベーションレベルを向上させ、仕事・科学研究・プリテスト※1・産業を一体化させた約10万平方メートルの専門産業促進パーク「医学パーク・藍靛園」を世に出し、高成長性の企業向けにより先端的かつ専門的な協力プラットフォームを提供する。
「医学パーク・藍靛園」は上海国際医学パーク生物医薬産業ゾーンに位置し、総建築面積は約10万平方メートルで、1.5の容積率をもち、平均緑化率が35%を超え、スマート化、低密度、エコな30棟のビルからなって、上海張江科学城南国際医学パーク産業基地のランドマークの一つとなっている。
上海国際医学パークグループ有限会社社長の陸暁煒氏が医学パークに続々と質の高い医療産業促進基地を構築し、「第13次五カ年計画」の末頃まで現在の数量を2倍にすると予想している。
浦東は産業の革新的発展を促すため、「衆創空間+インキュベーター」というシステムを構築しようと取り組んでいる。さらに藍靛園はこのシステムで重要な一環として、高成長性の生物医学企業に「総部+加速器」の成長空間を創造するのみならず、企業の規模化・高度化・国際化の発展にも助力する。同パークにおける産業は遺伝子薬物の研究開発・生産、メディカル検査、プレシジョン(精密な)医療などの分野を主事業としている。
医学パーク連合発展有限会社の譙毅総経理は次のように述べた。
「パークで働く人々が清潔・快適・衛生的な環境を享受することを目的として、建造物の1階あたりの高さを5.2メートルまで高くし、それ以外に、プレシジョン医療という新興産業の特徴に合わせて、プロジェクト審査手続きの簡素化に向けさらなる便宜を図る」。
現在、藍靛園は企業誘致の段階に入り、80%の高層ビルは企業に予約された。建設中の藍靛園(2期)は2年以内に竣工し使用開始されると見込まれる。
当日、医学園集団と衆人科技会社は共同で「衆人科技+医学パーク」というスマート産業コミュニティ協力プランを正式に発表した。
このプランによると、衆人科技会社は「情報安全+スマートコミュニティ」の分野におけるオリジナル技術を生かし、発展の潜在力があり、成長性が高い企業と協力を展開するという。
その一連の協力がすでに実を結び始めている。目下のところ、製品企画と需要分析をほぼ完成させたほか、ログイン個人身分認証、バックエンド※2のデーター分析と管理、設備管理の知能化などにおいても集成的な系統を形成させた。またスマートソフトウエア・ハードウエアのシステムの整合を通じて、統一的な産業コーパスを構築した。
統計データーによると、現時点で、医学パークは計1029社の企業を集め、入居した企業は517社にのぼった。また医学関連企業はそれらの企業に占める割合は90%になり、そのうちの200余りの医療器械関連企業の総生産高は上海市の工業総生産高の2割を占め、生産した医療設備の約85%は総合型病院に購入された。
このほか、総面積10万平方メートルの医学パーク・紫萍園(1期と2期)が完工し、使用が開始された。陸氏は「医療産業集中度90%以上を誇る専門産業パークとして、我々は有限な資源を統合して、質の高い産業に投入し、これにより高品質の企業は事業を急速に発展させることができる」と述べた。
※1プリテスト: 生産に入る前の中間検査
※2バックエンド: コンピューター処理の出力側