撮影:馬建軍
8月25日、中国初の中国船級協会の船級を取得した水素燃料電池航洋船である「蠡湖未来」船の進水式は大連海事大学埠頭で行われた。それは中国が水素燃料電池船舶の分野において強固な一歩を踏み出したことを示した。
「蠡湖未来」海上交通船が大連海事大学と金普新区海大清能船舶(大連)有限公司が共同で研究開発・デザインした。金普新区海大清能船舶(大連)有限公司が水素動力アセンブリを提供し、建設を請け負った。同船はアルミニウムで造られており、全長20.5メートル、幅5.2メートル、定員20人。主要な原動力として110kw級水素燃料電池を2基搭載し、最大航続距離は200海里(約370km)である。同船の基本設計図が中国船級社(CCS)武漢審図センターの審査に合格し、CCS大連支社により建造検査を行い、CCS「燃料電池―動力1」・「沿海海船」など付加標識を取得する予定である。
海大清能船舶(大連)有限公司は水素エネルギー船舶のチェーン主企業と位置づけられ、金普新区全体の水素貯蔵企業、水素充填企業、水素燃料電池企業、エネルギー貯蔵企業、動力企業などを連結し、最終的に完全な水素エネルギー船プロジェクトを形成し、さらに金普新区の水素エネルギー産業の発展を促進し、水素エネルギー産業チェーンを完備することを目的としている。