2月15日、中国初のメタノールによる水素製造・充填一体化ステーションである中国石化燃料油販売有限公司の大連盛港石油・天然ガス・水素・電力・サービス「五位一体」総合エネルギー充填ステーションが大連自由貿易エリアで稼働を開始した。同プロジェクトの稼働は、水素エネルギー普及の難題を解決し、中国で安全・安定・効率的な水素エネルギー供給ネットの加速的構築に対して再現・普及可能な経験を提供し、水素エネルギー産業の発展を有力に推進していくだろう。
撮影:朴峰
紹介によると、同ステーション内の本体装置の敷地面積はわずか64平方メートルだが、純度99.999%の高純度水素ガスを1日あたり1000キログラム生産することができ、メタノール水素製造供給装置の場所の利用率は全国で最も高く、再現・普及しやすいという。同ステーションの生産能力は1時間あたり500標準立方メートルであり、生産プロセスがグリーンで環境にもやさしい。コストについて、他の水素製造原料と比べ、メタノールのソースが豊かで、コストも低く、常温・常圧で液体であるため輸送がより便利で経済的で、従来の水素ステーションに比べて20%以上のコスト削減を実現できるとのことである。
中国石化総合エネルギー充填ステーションプロジェクトも同日に集中着工した。投資総額が6億元となる6カ所の水素製造・水素充填・給油・天然ガス充填・充電・総合サービスの機能を一体化した総合エネルギー充填ステーションは逍遥湾、普湾経済区、亮甲店、金石灘、杏樹と七頂山で建設開始され、水素エネルギーの利用シーンをさらに拡大した。