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海南自由貿易港博鰲楽城国際医療旅行先行区 制度統合改革方案
一、基本要求
特別認可医薬品・医療機器貿易自由・投資自由便利・越境資金調達便利・リスク防止などの面で制度統合改革を推進し、海南自由貿易港博鰲楽城国際医療旅行先行区(以下、「楽城先行区」という)の医療衛生産業の管理・サービス効率を向上させ、プロジェクト建設の「審査ゼロ」制度を試行する。
二、主要目標
海南自由貿易港建設の全体的な要求をしっかりと実行し、エコ発展の理念を守り、医療技術・装備・薬品を国際的にも進んだレベルに到達させ、世界的に一流の国際医療観光地と医療科学技術革新プラットフォームを建設する。
三、改革措置
(一)認可医薬品・医療機器の自由な取引の円滑化
1、中国で唯一の未販売特別認可医薬品の全プロセス遡及プラットフォームを設立。楽城先行区管理局・海南省薬品監督管理局・海南省衛生健康委員会・海口税関など、多くの部門は、ブロックチェーン・IoT・GISデータモデル+BIMモデルなどの先端情報技術で特別認可医薬品・医療機器の全プロセス遡及プラットフォームを設立し、国内未販売の臨床緊急需要特別認可医薬品・医療機器の審査時間を3営業日に短縮する。
2、国内唯一の未販売新医薬品・医療機器を集中的に保管する保税倉庫を設立する。物流・輸送・保管・配達などのサービスの提供をサポートし、医薬品・医療機器の通関・物流・保管のコストを大幅に削減する。
3、国内未販売の国際新医薬品・医療機器に、オンラインと現場での展示・発表・トレーニングのプラットフォームを提供する。
(二)自由な投資の円滑化
4、医療の革新創業のプラットフォームを構築する。国際的な新しい医薬品・医療機器の転化プラットフォームを導入し、グローバルな新しい医薬品・医療機器の導入・代理・投資・使用・登録などを加速する。先端医療技術の転移・転換プラットフォームを共同建設し、「1+X」モデルの公共医療プラットフォームを建設する。
5、サービスモデルを革新する。楽城管理局を主とし、多部門協力の聨合審査メカニズムを構築する。業界共同管理委員会を定期的に開き、特別認可医療区域倫理センターを設立。
(三)国境を越えた自由な資金調達の円滑化
6、海南自由貿易港における国境を越えた資金調達の自由化・円滑化のための制度を率先して実施する。
(1)銀行の信用審査は事前審査から事後確認に変え、海外での上場や債券発行などの面における為替管理を簡素化する。
(2)各産業の融資ルートを積極的に開拓し、外資企業の資本金の参入範囲を拡大する。
(3)人工知能・ビッグデータ・クラウドコンピューティングなどの金融政策・製品・手段を積極的に試験的に用いる。
(4)金融サービスセンターを設立し、国際商業保険の有料システムと繋がる商業的医療保険サービス及び共同開発の国境を越えた医療保険商品を推進する。
(四)外国人の滞在・居留の円滑化
7、外国籍のハイレベル人材に、より円滑な入境・滞在・居留措置を提供し、就職を希望する外国人技術者、就職・創業を希望する外国人留学生、仕事や投資のために永久居留しようとする外国人に利便を提供する。
8、外国人の医療従事者・患者・アテンダントのための入国・滞在・居留のための施策を打ち出し、患者サービスセンターを設立する。
(五)中国唯一の「グローバル特殊医薬保険」を作り、医薬保険の支払方法を革新
9、総合保険サービスのプラットフォームを建設し、すべての保険機関が多重保険商品を開発することを支持する。「医療保険+商業保険」の形式で初めて中国未販売の薬品を中国の健康保険適用範囲に入れる。商業保険支払プラットフォームを導入し、患者に割賦などの方案を提供する。
(六)臨床実データ応用実験を展開、医療衛生の「ミニマム審査」改革を全力で推進
10、中国初の医薬品・医療機器の登録に臨床実データ応用の新モデルを作る。
11、医療と医薬品を合わせた機構監督・管理の新モデルを作る。
12、医師・看護士の資格登録手続きを簡素化する。
13、園区内の医療機構において医師・看護士の専門資格の共有化を実現する。
(七)工程建設の「ミニマム審査」改革の全面的な普及・深化
14、産業参入における環境基準を明確化する。
15、プロジェクトを作る方式を革新し、割り当て用地と譲渡用地の予備立地や用地の基準などの条件を事前に実施する。
16、「標準土地」制度の建設を加速する。
17、申請材料が足りなくても申請を受け入れ、後で建設工事計画の許可を発行する。
18、施工図の設計審査を取り消し、各行政許認可も施工図の設計審査を条件としない。
19、施工許可の審査を段階的に実行し、スムーズな着工を実現する。
20、外部確認を合わせる。関連機関の公式文書による工事開始、許可証の後日取得を認める。
21、共同マッピングを実行する。
22、市政府の公共施設の設置やアクセス処理などのサービスを最適化する。
23、共同検査を実施する。二回の最終検査を行う。
24、プロジェクト建設の「審査ゼロ」制度を試行する。
(八)与信監督管理システムの構築の改善
25、医療衛生の与信システムを完備させ、総合的な監督管理モデルを強化する。
26、土木・建築分野におけるインテグリティ体制の整備と事後監督を強化する。
(九)オンラインとオフラインのサービスを「シームレス」に統合
27、「インターネット+」・ビッグデータ・ブロックチェーン・人工知能などの現代情報技術を十分に活用し、「計画・建設・管理」に関するデータサーチやCIM(都市情報モデル)などのシステムを構築し、オンラインで政務サービスを統合して取り扱い、審査効率を向上させる。
(十)リスクコントロールの能力を強化
28、医療紛争の予防・処理のメカニズムを構築する。地域での日常的なパトロールを強化し、全体を通して医薬品とワクチンの監督・管理を強め、関連法律・法規・政策の宣伝を強化する。
29、生態リスクコントロールを強化し、貿易環境への安全な参入のための厳格な管理制度を実施する。医療廃棄物などの危険な廃棄物の処理施設の建設を推進し、突発的な生態環境事件の緊急対応力を向上させている。環境保護のための信用評価制度を構築する。
30、主要な伝染病とバイオセキュリティリスクの予防を強化する。保健や税関など多部門が連携して、海外の疫病や有害生物の共同予防・防除のメカニズムを構築する。
31、工事の品質・生産の安全・環境保護・火災リスク・国家安全・水質安全・気候安全など各方面におけるリスク評価制度を構築して実施する。また、関連するリスク防止の対策を立て、工事の建設・管理を強化する。