広州開発区サイエンスシティ・パークは「デュアル・イノベーション」アップグレードの新モデルを模索

去年から、広州開発区サイエンスシティ・パーク（広州国際バイオアイランドを含む）は「大企業・中小企業の融合による革新」を特別行動の方向とし、「デュアル・イノベーション」（大衆創業・万衆創新＝大衆による起業・万人によるイノベーション）をアップグレードする新しいモデルを模索しつつ、地域経済の活力を絶えず向上させていく。

「専門化・精密化・特徴化・斬新化」企業の創造力を活性化させる

この4年間で、広州開発区は計32社の国家レベルの専門化・精密化・特徴化・斬新化の「小巨人」企業、68社の省レベルの専門化・精密化・特徴化・斬新化の企業を育成した。そのうち、サイエンスシティ・パークだけでも2万社以上の民営企業・小中企業があり、1万人の雇用を創出した。

明珞装備は、サイエンスシティ・パークに位置し、中国を代表するリーディング企業で、華南地域で規模が最大かつ最強の総合力を誇る自動車専門のハイエンド製造装備サプライヤーである。パークにある明珞装備のリソースの上に構築された自動車オートメーション生産ライン向けスマート・データ・サービス・プラットフォームをサードパーティに無料で開放し、自動車産業の様々な分野におけるオートメーション生産ラインのデータの収集・解析・処理を行い、製品の開発サイクルの短縮を実現する。

「デュアル・イノベーション」企業の成長に助力

「科学技術成果のインキュベーション」は、「デュアル・イノベーション」拠点の重要なミッションの1つである。インキュベーターの大きなメリットは、最も優れた革新的・企業的な人材が集まり、新しい産業やビジネスモデルがいち早く集まる場となることである。

このため、関連部門は、積極的にインキュベーターの発展の新しいルートを模索し、科学技術イノベーションキャリアの建設を経済構造とモデル転換の重要な手がかりとし、インキュベーション政策環境とサービスシステムの改善を続けている。

現在、サイエンスシティ・パークには華南地域最大の科学技術企業インキュベータークラスターが構築され、「クリエイタースペース→インキュベーター→アクセラレーター→サイエンステクノロジーパーク」という完全なインキュベーション・チェーンを形成している。2022年4月末までに、計113か所の科学技術企業インキュベーターと63か所の専門的クリエイタースペースを建設し、22626人の雇用を創出した。

また、「大衆の創業とイノベーション」の発展をより広く、深く推し進めるために、広州開発区（黄埔区）の関連部門はイノベーションと起業により適した金融・投融資環境を改善し続けていく。例えば、産業政策や専門政策の実施、国際人材フリーポートの建設を加速、大学生の科学技術成果の転換や起業の促進などである。