広州開発区は広州市の対外開放のモデル窓口で、市の実際の外資の利用額と契約額の約1/3を占めている。また、珠江デルタエリアで最も密度の高い製造業の地域であり、ハイテク企業の集積区でもあり、工業総生産額は市の40%近くを占めている。区には外資系企業3400社以上、上場企業49社、ハイテク企業1632社を含む38,000社以上の企業がある。
今年1月から8月まで、この区は約1660億元の投資を誘致し、108の新規外資系プロジェクト、30.15億ドルの契約ベースの外資、13.82億ドルの外資の実際利用があった。
2017年からは、広州開発区は企業の発展を守るために、全国に先駆けて4つの「ゴールデン10カ条」と2つの「美しい玉10カ条」政策を打ち出し、してきた。
ロケーションと交通
広州開発区は広州市の東部に位置し、香港・マカオ・珠江デルタエリアという「黄金デルタ」の中心にある。
① 白雲空港まで車で約60分。
② 珠江デルタと香港・マカオまで車で約1時間半。
③ 北京・ソウル・東京・東南アジアの主な都市へ3時間nフライト圏内、100本以上の国際航路を持つ。
④ 黄埔港は、3万トン級のバースを8基有する華南地域で最大級のコンテナターミナルである
⑤ 地下鉄が6路線走っている
バイオアイランド
広州市の南東端に位置し、珠江の後航路発展ベルトにおける河川支流の川中島である。
大学街や市街地と地下鉄4号線、官洲トンネル、侖頭トンネルで緊密に結ばれている。
①市の中心部から車でわずか10分
②鉄道広州東駅から車で約20分
③白雲国際空港から車で約90分
④珠江デルタの主要都市、香港・マカオまで車で2時間
広東省唯一の省レベルのビジネス環境改革実験区
国家レベルのビジネス環境改革実験区への申請を加速
「コミットメント型信用審査」や「カスタマイズ型審査」を実現し、自由貿易実験を実施し、知的財産権の利用・保護に関する改革を推し進める。
広東省で初めて行政審査局と政策実現窓口を設置し、「ワンドア処理、期限内処理」の政策実現システムを構築。2017年には計9500以上の申請を処理し、平均所要時間が60%以上短縮した。
「ワンストップ式」のサービスの推進。「マルチ証明書」の新しい登録モデルが実施され、企業登録は1日で完了する。政府補助金などの政策実現事項に対して「ワンドア式」受理を行う。
中国唯一の知的財産権の運用と保護のための総合改革試験区
現在、司法・調停・仲裁・行政執行・権利保護を統合した立体的な知的財産権保護システムや多様な知的財産権紛争解決メカニズムが構築されている。
知的財産権運営発展基金と質権融資のリスクプールを設立し、100億規模の知的財産権運営基金および広東省初の「知的財産権特別支店」を設立した。
広州市の戦略的新興産業育成の主戦場
広州開発区の戦略的新興産業である新世代情報技術、人工知能、バイオ医薬の3つの産業の生産額は広州市の生産額の60%以上を占めている。2017年には、新世代情報技術企業は1200社以上、人工知能産業企業300社以上、バイオ医薬の代表企業1000社以上が存在する。
現在、開発区では、新世代情報技術産業パーク、人工知能アイランド、バイオメディアカル産業パーク、新エネルギー・新材料パーク、新エネルギー自動車バリューパークという5つのバリューイノベーションパークの建設が計画されている。
広東・香港・マカオグレーターベイエリアにおける国際協力の新たな高み
60以上の国や地域からの3000件以上の外資系プロジェクトが集まる。
中国・シンガポール広州ナレッジシティ
広東省とシンガポールが共同で推進する中国・シンガポール協力の画期的なプロジェクトで、中国で唯一の国家レベルの知的財産権総合改革試験区として承認された。
中国・ヨーロッパ地域政策協力の試験エリア
2013年に中国・ヨーロッパ地域政策協力の最初の試験エリアとして承認され、主に科学技術イノベーション、産業アップグレード、教育トレーニング、知的財産権、エネルギー・環境保護、都市建設・管理などの分野で協力を展開していく。
中国・イスラエルハイテク産業協力の重点エリア
スマート製造とロボット産業の推進に注力し、中国・イスラエルバイオ産業インキュベーション基地と中国・イスラエルロボット産業パークを建設する。
中国・サウジアラビア生産能力協力モデルエリア
2016年、広州開発区、銀川開発区とサウジアラムコは正式に協力し、中国・サウジアラビアの生産能力マッチング・イニシアチブを実施した。