広州市No.1！黄埔区の企業23社がランクイン！

このほど、広州企業イノベーションランキングトップ50（2021年）のリストが公開された。黄埔区（広州ハイテク産業開発区）の企業23社がランキング入りし、ランキングに入った企業数が広州市で最多となった。

このリストによると、広州の科学技術のイノベーション力は向上し続けており、先端製造・次世代情報技術・生物・新エネルギー・省エネ環境保護・新材料・ハイエンド設備製造・デジタルクリエイティブなど8つの新興産業で実力を発揮していることが分かる。

このリストは、2016年から2020年の総発明数が50件以上の広州の企業を対象とし、総発明数・特許授権率・グローバル化・影響力・成長性の5つの面から評価を行ったものである。

• 黄埔区はランクインした企業数が市内最多で、全体の４０％以上占める

リストによると、ランキング入りした企業数が最も多いのは黄埔区で、全市の40%以上を占めた。また、イノベーション主導型の産業は科学研究業と技術サービス業である。

近年、黄埔区の科学技術イノベーション力は3年連続で全国経済技術開発区で１位を維持している。

△広州ハイテク産業開発区のメインパークの1つである広州科学城（撮影：賈自豪）

• ランクイン企業の９割は黄埔区を中心とした新興産業

ランキング入りした内、新興産業に属する企業は45社で、ランキングの9割を占めた。そのうち、先端製造業に従事する企業は主に黄埔区に立地している。

また、黄埔区には4社のバイオ企業がランキング入りしており、新エネルギー産業とデジタルクリエイティブ産業におけるランキング入り企業は黄埔区にしかない。

• 次世代情報技術や先端製造などの産業が高成長

2021年ランキング入り企業の発明総数は前年より大幅に増加し、新興産業の企業の平均発明総数は849件と、前年より119件増加した。

新エネルギー産業の平均発明総数が最多の1231件となり、前年比で255件増加した。

• 黄埔区の「魅力」

近年、黄埔区は広東省におけるビジネス環境の改革・革新の実験区を始めて設立した。すでに106名の院士と1200名あまりのハイレベル人材を誘致している。

△黄埔ラボパーク区

• 黄埔区の取組み

黄埔区はIAB政策、「スマートセンサー20条」「専門化・精細化・特徴化・斬新化10条」などの政策を相次いで打ち出し、年間の支援額は10億元を下らない。

現在、黄埔区は新型ディスプレイ・集積回路・バイオ医薬と健康・自動車製造などの新しい産業チェーンを構築し、自動車・電子・エネルギーなどの3つの1000億元規模の産業クラスターと、バイオ医薬・化学工業・食品飲料・電気機械など4つの500億元規模の産業クラスターを形成しつつある。

△専門化・精細化・特徴化・斬新化産業パーク（写真提供：李剣鋒）

• 黄埔区のサポート

黄埔区は「創業→ハイテク企業→ガゼル企業→ユニコーン企業→100億元規模のハイテク企業」の育成システムを不断に改善し、「クリエイタースペース→インキュベーター→アクセラレーター→サイエンスパーク」の完全なインキュベーションチェーンを構築し、ハイテク企業の成長を促進していく。

現在、黄埔区には200以上の国家レベルの研究開発プラットフォーム、1000所以上の研究開発機関、3500以上のハイテク企業、28の国家レベルインキュベーターが集まっており、総面積は600万㎡以上である。

△広州ハイテク産業開発区科学技術企業アクセラレーター（写真提供：賈自豪）