蘇州市高新区で速やかに発展する本部経済（後編）：集積回路産業・ソフトウェアと情報技術産業・グリーン・低炭素産業
本部経済は都市の質の高い発展の重要な原動力である。現在、本部経済は蘇州市高新区の経済のモデル転換とアップグレードをけん引する新たなエンジンと新たな原動力となっている。
「企業誘致・資本導入突破年」をきっかけに、産業イノベーションクラスターの建設を中心に、高新区の本部経済が繁栄盛んに発展しており、複数のハイテクでけん引力が強い本部が高新区に入居し、高新区を深耕し、実際の行動で高新区への信頼を見せている。
集積回路産業：「チップ」関連製造が盛んに
蘇州鋭傑マイクロテクノロジーグループ（RMT）本部プロジェクトの着工式が行われた。同プロジェクトはハイエンドチップパッケージテスト本部基地を建設する予定。プロジェクトの投資主体であるRMTは、複雑なチップパッケージテスト案の設計、規模化のパッケージ加工製造及び製品テストに焦点を当て、国内トップレベルのパッケージテスト設計、シミュレーション、製造、テストチームを持つ。
中国初のReRAMインメモリー・コンピューティング人工知能大計算力チップ企業である蘇州億鋳智能科技有限公司本部が正式に発足した。当該総部は、インメモリー・コンピューティングの構築で人工知能大計算力チップを設計することに力を入れ、全デジタル化のチップ設計の考え方を通じ、現在人工知能大計算力チップがエネルギー消耗が高く、配置が難しく、計算能力向上が限られているといった課題の解決に取り組む。
「再構成可能なデジタル電源チップ」の開拓者である水芯電子科学技術有限公司（MERCHIP）の本部がオープンし、研究開発と販売本部を目指している。
ソフトウェアと情報技術産業は「デジタル」の加勢で急速に発展
中国最大規模の知的財産権サービス業界の先導企業であるCIPRUNグループのグローバル本部がオープンした。当該グローバル本部は高新区に立脚し、知的財産権科学技術博物館、知的財産権デジタル展示ホール及び知的財産権テーマ会議センターを重点的に建設し、中国最大の知的財産権確権基地、知的財産権取引センター、知的財産権権利維持センター、知的財産権金融サービスセンターを作る。
世界トップレベルのデジタルスマート化商用厨房ソリューションのサプライヤーである厨芯科技（科学技術）有限公司の本部は建設が開始した。厨芯科技の業務規模は中国商用厨房サービス分野のトップで、今回投資した本部プロジェクトは、ハードウェアとソフトウェアの研究開発、業務運営、集積供給、先進的な製造を一体化した本部基地を作ることを目指している。
Venustech全国クラウド安全本部プロジェクトと中闥雲脳中国本部プロジェクトの調印式が行われた。スマートロボット分野のトップユニコーン企業である達闥科技と中国移動通信有限公司の持ち株会社である雄安情報通信科技有限公司が高新区で投資した中闥雲脳中国本部は中国最先端の「ロボット+」都市モデルセンターを作る。
グリーン・低炭素産業：「緑」向けに進む
世界トップレベルの再生可能なエネルギーの投資者と総合ソリューションサプライヤーである聯科煕和（CHELION）新エネルギー本部プロジェクトは正式に契約し、高新区に入居した。独自の技術と能力、整ったサプライチェーン、ベテランチーム及び国内外のグリーン金融ツールに依拠し、高新区にエネルギーを与え、世界トップレベルのスマートで再生可能なエネルギーのソリューションと優良な資産を提供することに力を尽くす。
新エネルギー貯蔵業界のトップ企業である蘇州精控エネルギー科技股份有限公司（iPotisEdge）の本部プロジェクトが着工した。同プロジェクトは生産、研究開発、販売を一体化したグループ本部を作り、一流の革新型研究チームを組み、スマートエネルギーシステムの全自動化生産ラインを導入する。
中国の工業自動化制御分野のトップ企業であるINVT長江デルタ研究開発本部が発足した。今回発足した当該本部は同社が高新区で投資した第2期のプロジェクトで、INVT最大の新業務インキュベート、研究開発、販売、サービス教育基地を作る。また、同社の第3期のプロジェクトも年内に着工する予定。
グローバルナトリウムイオン電池産業化のパイオニア企業であるZOOLNASMエネルギー本部プロジェクトが高新区に入居した。江蘇ZOOLNASMエネルギー科技有限公司は世界で率先してナトリウムイオン電池の産業化を推進するハードテクノロジー会社の一つであり、世界初の硫酸鉄ナトリウムイオン電池化学システムを研究開発した。当該本部プロジェクトは、ナトリウムエネルギー・ナトリウムイオン電池の研究開発、小規模試験・中間試験本部基地を作る。
本部経済の発展雰囲気を作るために、ここ数年、高新区は計画をしっかりと立て、積極的に取り組み、既存企業の経営と発展状況への把握を強化するとともに、キャリアと関連施設の整備を強化している。
本部経済を発展させる高新区は「導入」を重視する同時に、「育成」を重視し、企業の上場は加速する。現在まで、今年は新規上場企業が3社増え、累計の上場企業は31社となる。
これから、高新区はよりハイエネルギーレベルの本社経済という目標を狙い、強い革新能力と国際競争力を持つ企業が、高新区で総合型、地域型、機能型の本社を設立するよう引き寄せ、また産業クラスターの効果を十分に発揮し、高新区の総合競争力を全力で高めていく。
