今年の6月10日は18回目の「文化・自然遺産デー」であり、蘇州市高新区は一連の無形文化遺産宣伝展示イベントを打ち出した。
「無形文化遺産から『清廉』を読み取る」作品展
「無形文化遺産から『清廉』を読み取る」作品展は無形文化遺産を媒介にして無形文化遺産マスターが「精益求精(絶えず向上をかさね、磨きをかける)」「素朴を尊び、真実を求め」という精神を示し、無形文化遺産作品に込められる「心を正しくし、身を修め、規範に従う」という清廉の内包を表し、来場者に無形文化遺産の奇抜なアイディアとたくみな技術を満喫してもらうとともに、無形文化遺産に含まれる清廉さと知恵を味わってもらう。
馬山ビジターセンターで開催される同作品展は、蘇州刺繍、つづれ織り、玉彫りなど14の無形文化遺産種目に及ぶ50点を展示。「絹糸で『廉潔』を刺繍」「彫刻で『廉韻』を彫り」「匠な技術で『廉の思い』を凝らす」という3つの部分に分かれている。
蘇州刺繍無形文化遺産作品展
2023年6月10日から9月10日まで、鎮湖街道は中国刺繡芸術館で「蘇州刺繍無形文化遺産著作権作品展」を開催。
同展は巨匠クラスの刺繡職人の作品のほかに、近年の新生代の刺繡クリエイティブ作品をも展示している。鑑賞性、収蔵性、実用性を一体化にし、蘇州刺繍の伝承と革新、アイディアと生活の協同発展の理念を十分に示した。展示作品には著作権保護作品がたくさんあり、新生代の刺繡職人がイノベーションにチャレンジする原動力を引き出し、蘇州刺繍の発展空間をさらに広げるのに役立つ。
蘇州楽園テーマ灯会
4月8日から、蘇州楽園メタバース「ハッピー夢探しシーズン」灯会がスタートした。蘇州楽園は初めて国家レベルの無形文化遺産である自貢彩灯(飾り提灯)技術を導入し、テーマランドを画板とし、飾り提灯を絵筆とし、楽園内の景色に合わせて、6つの巨大な飾り提灯セット、20余りの華やかな飾り提灯展を作り上げた。
運河無形文化遺産集市
6月9日、運河無形文化遺産集市は滸墅関大埠頭蚕里街区で開かれた。集市には滸墅関経済開発区の「二胡製作技術、滸墅関『草席(ござ)』製作技術、手作り公益旗袍(チャイナドレス)、ミニチュア古代建模型製作技術、篆刻」という5つの無形文化遺産種目が見られる。
また、「国潮漢風」没入式のロードショーや滸墅関特色あるお手軽料理の屋台ももうけている。集市では「通関文牒(スタンプ手帳)」の中の「滸関八景」のシールを収集することで、観光客を引き寄せ、さまざまな無形文化遺産商品を鑑賞したり体験したりしてもらい、無形文化遺産の宣伝と知識普及をさらに強化した。
無形文化遺産文化展&無形文化遺産文化の伝拓展
6月10日、獅山商務創新区で無形文化遺産文化展と無形文化遺産文化の伝拓展が行われた。作品展示と体験活動を組み合わせて、無形文化遺産の芸術的魅力を生き生きと示した。
獅山商務創新区は豊かな人文生態を持ち、大運河、獅山、何山などの自然資源に恵まれている。一部の無形文化遺産、民族文化がここに根ざして芽生えた。無形文化遺産文化展は作品展示の形で、人々に無形文化遺産の伝承の美を感じてもらう。
無形文化遺産文化の伝拓(拓印)展は拓本原石を集中的に展示することで拓印技術知識を普及する。同展は高新区の無形文化遺産伝承人呉建明氏を招待し、現場の石碑拓印・石刻体験エリアで来場者と一緒に石碑拓印技術体験イベントを行い、ゼロ距離で拓印文化の独特な魅力を感じる。